お知らせ

2014-01-05 07:50:00

1月4日川崎市アートセンターで映画『もうひとりの息子』を見ました。出生時に取り違えられた二人の息子。ひとりはイスラエルでユダヤ人として育ち、もうひとりはイスラエルが建てた壁の向こう側、パレスチナ自治区でアラブ人として育ちます。お互いに憎み合うイスラエルとパレスチナ。18歳になり取り違えられた事実が明らかになった時、息子たちも家族も揺れ動きます。

 

福山雅治さん主演の邦画『そして父になる』も出生時に取り違えられた二人の息子が全く違う家庭環境で育つ話でした。こちらの映画では、小学校に上がる頃その事実がわかります。親たちの動揺や葛藤も胸に迫るものがありますが、何が起きているのかわからぬまま、知らぬ家族と夜を過ごさねばならない子供たちの混乱と親に見捨てられた感は見ていて涙が止まりませんでした。

 

出生時の取り違えを描いた2本の映画、「血の繋がり」とは何かを考えさせられます。離れて暮らしていても似てしまう何かも確実にあり、同時に「血の繋がり」とは生物学的なもの以上に人間が作り出した文化的なものを指すのだとも感じます。2本ともとてもいい映画でした。